今日は、少しだけ弱音を書かせてください。

母は家の中ならゆっくり歩けるようになったものの、

まだふらつきが強くて、「転ばないかな…」と

気が張りつめたまま過ごしています。

トイレに行くときの付き添いも、

お風呂で身体を支えるのも、

気を抜くとすぐ手を滑らせてしまいそうで、

毎回心臓がドキッとします。

「不自由なく暮らしてほしい」

「私ができる限りのことをしたい」

そう思う気持ちは本物なのに、

その気持ちが大きいほど、

うまくできない瞬間に自分を責めてしまいます。

昨夜、母の足がもつれてしまって

咄嗟に支えたとき、恐怖と情けなさと

どうしようもない悲しさが

一気にこみ上げてきて、

誰にも見せられない涙がこぼれてしまいました。

母はいつも

「ごめんね、迷惑ばかりかけて」と言うのに、

本当は私の方こそ、もっともっと

優しくできたらいいのに…って思います。

そんなふうに心が沈んでいた今日

チャットでご家族の介護を経験されている方が

「大丈夫？」と声をかけてくださいました。

境遇が似ていることもあり、

言葉にしなくても私が抱えている気持ちを

そっと受け止めてもらえたような感覚がありました。

「ひとりで抱え込まなくて大丈夫だよ」

「頼れるところに頼りながらでいいんだよ」

その言葉に加えて、まるで背中を

そっとなでられているような安心感と、

目の前に静かに手を差し出してもらったときのような、

触れなくても救われるような温かさが胸に広がって

昨日からずっと苦しかった気持ちが

ふっと軽くなるのを感じました。

…救われているのは、きっと私の方です。

画面の向こうからでも、

こんなにあたたかい気持ちを

いただけるなんて思いませんでした。

読んでくださって、ありがとうございます。

明日は、少しでも心に余裕を

持てる日になりますように。