ヘブンズドア!
「岸部露伴は動かない」ってドラマ知ってますか?マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」の登場人物です。人の心が読めるヘブンズドアって能力が使えて、書き換えもできちゃう。そんな能力使えたら、面白いですね。 昨日はそのドラマがあって 「泉京香は黙らない」見れて嬉しかった♡ 露伴婚もおめでたいね♡ 今日は、15時から17時待ち合わせもありますが、見に来てくれたらうれしいです♡ エッチな魔法かけちゃうよ♡
えるち*//さんのブログ

一
獅子族の王、レイアスが初めてうさぎ姫を見たのは、戦の終わった荒野だった。
狼の群れを念力で吹き飛ばし、龍の背から降り立ったばかりの彼の前に、白い耳をぴょこぴょこ揺らした小さな影が立ちはだかっていた。
「通れ」
「嫌です」
レイアスは目を細めた。この俺に「嫌です」と言った者は、歴史上いなかった。
「お前、俺が誰か知っているか」
「獅子族の王様ですよね。有名ですもん」
「ならなぜ」
「だって、あなたの後ろに狼の赤ちゃんが三匹いるので。踏まれちゃいます」
レイアスは振り返った。確かにいた。よちよちと歩く三匹が、足元をうろうろしていた。
無言でつまみ上げ、草むらに置いた。
「ありがとうございます!やっぱり優しいんですね」
「優しくない」
「でも助けてくれました」
「…黙れ」
うさぎ姫は満足そうに頷いた。
「ルナといいます。またお会いしましょう」
またお会いしましょう、と言える胆力が、レイアスには理解できなかった。
二
二人が再び会ったのは、満月の夜だった。
レイアスの念力が暴走したのだ。山が割れ、空が歪み、臣下は遠巻きに震えていた。そこへルナが、てくてく歩いてきた。
「ルナ様!危のうございます!」
「大丈夫です、ちょっと待ってて」
嵐の中をまっすぐ進み、レイアスの胸に両手を当て、目を閉じた。
嵐が、止んだ。
正気を取り戻したレイアスの前に、ルナがいた。
「なぜここにいる」
「止めに来ました」
「なぜお前が来る」
「だって他の人、誰も来なかったので」
「当たり前だ!死ぬぞ!」
「でも死ななかったです」
「結果論だ!」
ルナはきょとんとして言った。
「怒ってるんですか?」
「怒っている!」
「よかった。ちゃんと戻ってきた」
レイアスは言葉に詰まった。
三
問題はそのあとだった。力を使い果たしたルナの耳と尻尾が、しまわれなくなった。
「耳が、出たままです」
「見ればわかる」
「どうしましょう」
「知らん」
ルナは耳をぺたぺた触って、首を傾げた。
「触ってみますか?気が紛れるかもしれません」
「……紛れない」
三秒の沈黙の後、レイアスはものすごく不服そうな顔でルナの耳に触れた。
確かに柔らかかった。
「何も感じない」
「嘘ですよね、今ちょっと顔赤くなりました」
「なっていない」
「なりましたよ」
「黙れ」
四
耳と尻尾は三日後に戻った。その三日間、レイアスはルナのそばを離れなかった。理由を聞かれるたびに「監視だ」と言った。
三日目の朝、耳がしまわれた。
「帰ります」とルナが言った。
「そうか」とレイアスが言った。
ルナは出口まで歩いて、振り返った。
「また満月の夜に来てもいいですか」
「来るな」
ルナは笑った。
「わかりました。でも来ます」
扉が閉まった。
レイアスはしばらく黙って、それから窓の外を見た。満月が、まだそこにあった。
次の満月まで、あと一ヶ月。
「……あの耳と尻尾を、もう一度見たい」
誰にも聞こえない声で、王は言った。
次の配信は
15-17時だよっ♡
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